ピンク・フロイド / おせっかい

ピンク・フロイド という バンド には 様々な面 があり、それぞれ 魅力的なのですが おいらが 最も好きな フロイド はこの『おせっかい』の頃です。『原子心母』でオーケストラ を 使った 彼ら が、再び 4人での音作り を 始めたのが 本作 であり、彼らの曲の中 最も好きな曲、「エコーズ」が含まれているからです。冒頭の 風の吹く音を 一閃する ベースから始まる「吹けよ風、呼べよ嵐」は 文句なしに 格好いい曲 ですし、賛否分かれる 2~5曲目も なかなかの佳曲 だと おいらは 思っています。特に2曲目の「ピロウ・オブ・ウインズ」における 何種類もの ギター による 演奏 はなかなか 面白いですよ。しかし 何と言っても この作品の主役 は6曲目、23分に及ぶ 大曲「エコーズ」でしょう。虚空に響く リックのピアノ の1音。皆さん おっしゃる通り あの1音が たまらないのです。それに続く ギルモア の ギター、これも 素晴らしい演奏 です。ボーカル が リック と ギルモア というのも 正解です。ロジャー だとこの曲には ちょっと生々しすぎて 合わない気がしますから。ともあれ この「エコーズ」演奏、曲、詞、全てにおいて 傑作です。是非一度、この 浮遊感溢れる世界 を 漂ってみてはいかかでしょう。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180831-00289132-okm-musi


おせっかい(紙ジャケット仕様)(完全生産限定盤)



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posted by 猫蔵 at 19:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネバーマインド。

80年代の終わり頃、地元シアトルでインディーズバンドとして活動していたニルヴァーナは、ハードロックとパンクを融合させた、いわゆるグランジバンドの有望株の一つとしてメジャーからも注目されるようになります。 地元レーベルのサブポップからリリースした1stアルバムの「ブリーチ」で、ある程度の出応えを掴んだニルヴァーナはメジャーのゲフィンレコードと契約を結び、移籍後の第一弾として、後に90年代ロック史上もっとも有名になってしまう、この「ネヴァーマインド」を世に放ちます。

フロントマンのカート・コバーンは、元々アンダーグラウンド志向でしたが、メジャーに移籍したことでそれまでのヘヴィーでダークなサウンドの中にもポップな要素を意識して曲を作ります。 更にプロデューサーのブッチ・ヴィグ、ミキサーのアンディ・ウォレスらによってインディーズ時代のガレージ臭い荒っぽい音とは違い、クリアでコマーシャルな音に仕上げられてしまいます。 カートの作り出す印象的なメロディーとラウドで陰鬱な音楽は、80年代的な派手な産業ロックバンドが台頭していたシーンに大きなインパクトを与え、それまでのロックにフラストレーションを感じ始めていた若者たちが一斉に共感し、そのサウンドに熱狂し始めます。

また、ニルヴァーナのブレイクによって、それまで陽の目を浴びていなかったオルタナティブなインディーズバンドが次々とメジャー契約を結び、時代のトレンドとなり、逆にそれまで威勢をふるっていたハードロック/ヘヴィーメタル(HR/HM)バンドは表舞台から消えていくことになります。(俗に言うグランジ・オルタナティブムーブメント)

しかし、このアルバムのメガヒットによりニルヴァーナは時代を象徴するロックバンドに、そしてカートは新たなる時代のロックスターとして強烈なスポットライトで照らされるようになり、一番嫌っていた商業的なバンドで見られる様になってしまいます。 その反発心から3rdアルバムでは、ピクシーズ等のプロデュースを手掛けたスティーヴ・アルビニによる原点回帰したアングラ的な作品「イン・ユーテロ」をリリースしますが、その反抗的でネガティブな精神が若者たちに更なる共感を与えてしまい、シアトルのインディーズ連中からはニルヴァーナはセルアウトしたと揶揄されるようになってしまいます。


NEVERMIND/REMASTERED


売れないときはカート自身が願っていた”成功”だったはずなのですが、最後には自分を取り巻く状況に嫌気がさし、ドラッグに溺れ、苦悩し続け、そして自ら命を絶ってしまいます・・同時に掃いて捨てるほど現れた模倣的なグランジバンドも90年代後半には徐々に廃れ、消え去り、グランジムーブメントも終焉を迎えます。

結果的に、カートが死んでしまったことで、カリスマ的な存在はより大きくなり、伝説的なミュージシャンになってしまいます。 ジョニー・ロットンよりも大きなロックの革命を起こす事ができたかもしれませんが、最後はシド・ヴィシャス的な破滅型の生き方のまま人生を終える事を、本人が望んでしまうようになったのかもしれません。 遺書で残した「錆びついてしまうよりも、燃え尽きたい」という言葉からもその意味が窺い知れます。
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posted by 猫蔵 at 16:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする