2019年08月07日

衝撃の一夜のドキュメント

JAシーザー /
天井桟敷 呪術音楽劇「邪宗門」(1972)

「邪宗門」は 70年代初頭 天井桟敷 が 海外での 公演を重ね 話題となった 呪術音楽劇 で “暴力の演劇” とも 評された。国内では 渋谷公会堂 で 一晩だけ 上演されたんだけど 本作 は その際の録音。“ひとつ つんでは 父のため ふたつ つんでは 母のため 3つ つんでは 国のため” 恐山の和讃 は 寺山修司さん の 美意識 と JAシーザー の 音楽 が 見事に 結実したもの。ラスト〈演じさせられる〉ことに 造反した 俳優たちは 素の自分 へと戻り 台詞ではない 自分の言葉 を 叫び始める。劇場は 解体され 演劇も また 解体された。この アルバム は 既製演劇のテーゼ が 破壊された 衝撃の一夜 の ドキュメント だ。


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posted by 猫蔵 at 00:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

佐藤博

佐藤博 / 青空 (1976)

世田谷・杉並・武蔵野オールスターズ といった感じ のある アルバム だわ。本作リリース以前 から 佐藤さん (元ハックルバック の 佐藤博さん とは 別の人 だよ) は フォーク界 では すでに 重要人物 であった。12曲中 5曲 が 坂本龍一さん の 編曲。坂本さん は 演奏面 でも 11曲 に 関わっている。中には 過剰に 整い過ぎている曲 も あるんだけど 坂本さん の アイディア は 実験的 で 佐藤さん の 骨っぽい歌 から 多角的な光 を 引き出している。②たんぽぽのお酒 と ④かま猫のブルース は 75年9月 に 吉田日出子さん の歌 で シングル で リリース された。無邪気だから 生じる 日常生活の中の ナチュラルな幻想 が ここには たくさんある。気のいいオバケ と 歓談しているような とぼけた 不可思議さ が 嬉しい。



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JIMMY RUFFIN

ジミー・ラフィン / 恋の超特急 (1967)

デヴィッド・ラフィン がいた頃が テンプス の 黄金期 …といっても 決して 大袈裟 ではない。その 彼の 兄である ジミー・ラフィン は 1964年「シンス・アイヴ・ロスト・ユー」で デビュー。1966年「恋に破れて」第7位、「悲しき別れ道」第17位 と ヒット を 連発。アルバム は 4枚 出していて 1枚目「トップ・テン」には「恋の超特急」を 含めた すべての ヒット曲 が 入っており キャロル・キング、バリー・マン の曲 も カバー している。4枚目 は 弟との デュエット・アルバム だ。1968年 テンプス は アルバム「雨に願いを」で「悲しき別れ道」と「恋の超特急」を カバー。オリジナル である ジミー も 味わいが あるんだけど デヴィッド の 歌唱力のほうが やっぱり 素晴らしい と 言わざるを得ない 出来 だ。


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