2020年01月05日

60年代ポップ少年

60年代ポップ少年 / 亀和田武 著 小学舘

60年代 と 一口に言ったとしても それは 性別、年齢、家庭環境、生まれ育った土地、生活信条などによって 様々な形相 を 見せる。一元化など 出来るはずもなく それぞれが 局地的な情報 として 集積されているだけだ。たとえば それは ビートルズ であっても 例外ではなく 退学覚悟 で 地方都市から 武道館まで 出向いた者もいれば 東京にいながらも まったく無関心だった 若者もいる。ビートルズの来日公演 を 高校3年生 で 迎えた 亀和田武さん (昭和24年生まれ) の場合は どうだったんだろうか。彼が見た 青春の日々 を 音楽と 映画と SFと 学園闘争を 交えながら綴った エッセイ集。ダニー飯田とパラダイス・キング の ボーカリスト だった 坂本九さん の「悲しき六十才」で ポップに目覚め 𠮷行淳之介さん の 端正なエロス に 高揚し そして 真っ暗な ジャズ喫茶 に 入り浸るようになる。これは 闇雲な 冒険の書 であり 誰もが 通ろうとした 道程 だ。時代が 70年に 近付くにつれて 夢見る時代 が 終わりを告げ 様々な事柄が 切なく 現実味を 帯びていく。その事が とても リアルに感じられた。これこそが 後追い では 味わうことの出来ない 重み でもあるんだ。反戦高協のメット を かぶった少女 の 表紙イラスト は 江口寿史さんに よるもの。…もちろん 昔は こんな可愛い娘 は いなかったはずなんだけどね。


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posted by 猫蔵 at 04:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする