2020年01月12日

トルコ音楽の700年

トルコ音楽の700年
オスマン帝国からイスタンブールの21世紀へ

関口義人 著 / DU BOOKS (2016)

トルコの音楽 を 古典から 現代の ポップス や ロック まで 幅広く 概観した本。トルコの 古典音楽 については ジェム・ベハール の「トルコ音楽にみる伝統と近代」が 翻訳されている。ポップス まで 含めた 入門的な記事 は ピーター・マニュエル の 1989年の「非西欧世界のポピュラー音楽」ラフ・ガイド・シリーズ の 2006年の ワールド・ミュージック本 などでも 読めるんだけど 情報量 は 限られていた。だから これから トルコの音楽 を 聴いてみたい、あるいは これまで 聴いてきた トルコの音楽 を 自分なりに 位置づけてみたい と 思っている人には 本書は 格好の 案内書 だ。トルコの 多様な音楽の背景 には 小アジア の 複雑な歴史 が からんでいるんだけど それについても 簡略に ふれられているのが ありがたい。トルコの サイケ黎明期 に イギリスの ドノヴァン が 影響を与えたとか ベリーダンス の ジプシー・スタイル は 本来 トルコに存在しない とか トルコ音楽に くわしい著者ならでは の 指摘が 随所に 出てくる。紹介対象が 多岐多数なので アーティスト についての 説明の部分 は 読みもの や 研究書 と言うより 人名事典 に近い。ウィキペディア や YouTube の 当該項目 を 参照しつつ じっくり 楽しみたくなる 本 だ。


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posted by 猫蔵 at 00:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする