2019年08月10日

山本精一

山本精一 /
山本精一 カバー・アルバム第一集

山本精一さん というと ライヴでは カバー曲 を 取り上げることが 定番 になっているように 思うんだけど その 発展形 といえる アルバム だ。ニール・ヤング、ジョニー・ミッチェル、高田渡さん、ジャックス など 60年代 を 中心に 洋楽 と 邦楽 が 半分ずつ セレクトされ 概して 地味めの曲 が 多い。全曲 が 自身のギター と ボーカルのみ の 完全な 独演 だ。山本さん の ボーカル は 感情 や 抑揚 を 極力 排除し 平坦に歌う 唱法 が 持ち味 で 彼の声 が持つ どこか 達観していて 現実感に 乏しい 質感が ストレート に出る。歌声そのもの が サイケデリック なんだな。本作 の 冒頭の 低音ボイス から いきなり 闇の底 へ 連れて行かれるかのようであり 彼が歌う どんな曲 でも 時空を超えたような感覚 に なってしまう。極めつき は なんといっても「からっぽの世界」。ノイズ・ギター の 多重録音 で “海の底” のような 暗黒の音像 を 作り そのなかで 淡々とした ボーカル が まるで クラゲの如く 浮遊し 原曲以上 の 濃厚なアシッド感 が 漂う 名演 といえる。やっぱり 彼の歌 は いろんなものを 超越 していると思う。


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posted by 猫蔵 at 00:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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